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2023年5月10日(水)18:30アートに会おう、遊ぼう、自分を楽しもう

慶應大学の特別講座です。オンラインで受講しました。 始まって1時間くらいでラーメンズって言葉が出ましたよ。 そうでした。ラーメンズの片桐仁さんでした。おかえり、片桐さん。 ちょこっと画面に映ったお客さんのほぼ全員会社員感。白いワイシャツ、ダー…

「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」

「鳩サブレー」を一口大に割る。破片の他に生まれた無数の粒をピンセットで拾い上げ数え元通りになどは、しない。 コロナ禍で開催自体が奇跡とのこと、有り難い。本展のために来日する予定だった他国の修復家に代わり剥落する粉の一粒まで拾う日本人修復家の…

【ピーター・ドイグ展 ピーター・ドイグ氏による解説の翻訳テープ起こし】2020年02月25日内覧会 国立近代美術館 展示場内

●右「街のはずれで」1986〜88年●中「天の川」1989〜90年●左「のまれる」1990年 皆様本日はお越し頂きまして誠に有難うございます。このように大勢の方に来て頂きましたことを非常に嬉しく思っています。わたしにとっては日本初の個展となります。この美しい…

【ピーター・ドイグ展 解説テープ起こし】2020年02月25日内覧会 国立近代美術館地下一階講堂にて(後半)(前半は記載しておりません)

1993年にEU発足するなど東西冷戦の形が崩れて、第三世界の区分も無くなって、世界が多極化していく時代。いわゆる多文化主義的な時代が幕開けしていく時代にですね、文化的にもですね、そうした兆候というのは同時並行的で見ることができるのです。 ドイグさ…

エドワード・ゴーリー展 練馬区立美術館

中村橋はこじんまりとした住みやすそうな町だ。 駅からすぐに児童が何をするでもなく大勢遊んでいる平和な公園があって、一目で区画の全てが見渡せる安全さで、その中の階段を上がると目当ての美術館がある。練馬区立美術館。 美術館の前にも金色のオブジェ…

お話の森2019年8月4日 7/7 番外編

・夕の部の中盤でマイクが音を拾わないハプニング。 声を拾うたびマイクを通した声は機械的にくぐもりボソボソと雑音が入ってしまいます。 片桐さんもスタッフさんも気付いているのかいないのか平静顔で4冊目の『サトシくんとめんたくん』を終え、黒子(音声…

お話の森2019年8月4日 6/7 終わりのお話

「僕は時々こんなことを思うんです。 終わりっていつが終わりなんだろうって。 僕が舞台からさよならーって出て行ったら終わりなんでしょうか? 舞台が明るくなったら終わりでしょうか? それともお客さんがみんな出て行ったら終わり? 皆さんがおうちに着い…

お話の森2019年8月4日 5/7 『つちはんみょう』

「これから読む絵本には、ある昆虫が出てきます。土の中から出てくる虫です。さて、どんな虫でしょうか?」 かぶとむしーーー!! せみーー!! ばったーー!! もぐらーーー!! ちょーーー!! 「聞こえな〜ぁい!いっぺんにしゃべるから聞こえないー!」 …

お話の森2019年8月4日 4/7 『サトシくんとめんたくん』

片桐さんが掲げた表紙は絵本らしからぬインパクトを与えます。サイケデリックな色遣いに大人もギョッとする一冊はデハラユキノリさん作。 「サトシくんってコレですからね〜」 指差したサトシくんの姿はくたびれた中年サラリーマン。ネクタイよれよれ、髪も…

お話の森2019年8月4日 3/7 『つきよのかいじゅう』

ネッシー見たことありますか? 湖にひっそりと暮らしているらしく、世界中で、いた!だの、いない!だのと議論になる、謎の巨大生物です。 このお話は、湖からひょっこり覗く不思議な生き物と、それをテントから観察する男の心の声の掛け合い。 - - - - - - …

お話の森2019年8月4日 2/7 『きょうはなんのひ』

この絵本はとても人気で、取り出した途端に しってるーーー!!! しってる!!! 「知ってるんですねー?だから何ですか〜?だからってお話の続きを言ってもいいってわけじゃないんですからねー!」 片桐さんは威張った格好でステージの真ん中を行ったり来…

お話の森2019年8月4日 1/7『やまぼう』

大人と子供のための読み聞かせ、「お話の森」は昨年初めてシアタートラムで行われた夏休みのイベントです。 昨年同様、二部制で土曜日はローリー寺西さんが、日曜日は片桐仁さんがご担当。 本稿は日曜日の昼と夕の部を観覧して感想文を記したものです。 - - …

エッシャーが命懸けで守った男。メスキータ

わたしは今、最高にホロコーストが憎い。胸に溜まった憎しみが今にも喉から出てきそうで代わりにこれを書いている。 初来日のメスキータ展は自画像に始まり撮影可の巨大吊り下げタペストリー部屋に終わる。 美術展のタイトルに、その人の作品がほとんど展示…

塩田千春 ふるえる魂

雑草を引き抜くときに感じた恐怖と手の感触 塩田千春が初めて感じた死の感触である。 この解説文を森美術館で読み、わたしは激しく頷いた。 汚い話で恐縮だが、家で見つけたらゴキブリもクモも見逃す。木の枝を落としてくれと家の者に頼まれたらとりあえずご…

多摩美術大學芸術人類學研究所「渦巻の大宇宙」展

唐草模様はどこから來たのかDNAは何故螺旋なのか興味があり、多摩美術大學芸術人類學研究所「渦巻の大宇宙」展へ。 人の住まう所に文様あり。 世界中の文様を一堂に會した貴重な展示。 文様は美術であり言語でもある。 ケルティックノットの端と端があるとす…

石粉粘土で土偶を作る

作品が仕上がってしまうと、嬉しさより寂しさが勝つのは何故だろう。 毎日手を入れて一緒に成長してきた物が「もうこれ以上触れないで」と言ってくる。 完成のちょっと前が一番可愛い。 もうちょっと何とかしてもらえないだろうかと必死に作品が訴えている期…

ダリとエッシャー 接点のない2人の画家の残したもの − 横浜美術館を訪ねて

ダリはつくづく残念な人である。 幼くして亡くなった兄の生まれ変わりだと親に諭されて(なにごと…)その兄の名前「サルバドール」をそのまんま引き継いダリ、厳格過ぎる父に梅毒の写真を見せられまくって洗脳させられたり、あのとんでもヒゲとか潜水服など変…

國學院大學博物館へ

無機的で簡素な校舎群がそびえる敷地内に流れる川、そのほとりに和歌の立て札がぽつりぽつり。塵ひとつ落ちていない。 学生はシンプルなカジュアルウェアに身を包み整然とベンチに座り談笑している。國の學び舎というだけあってエネルギーの注ぎ先が志ひとす…

「コドモエ」連載 【片桐仁のwebでねんど道 #1】に学んで作ってみました

ストラップホール付き iPhone X用 軽量粘土ハーティ 色が付いている 両面テープを貼る 両面テープのシールは剥がしていない 5色それぞれ半量ずつ練り棒状に これでは足りなくて後から追加した また粘土の残りはすぐラップに包む ねじってひとまとめにする ス…

「クリムト展 ウィーンと日本1900」拝観

北斎同様、画風をがらりと変えることが出来たクリムト。 以前から存在する技法を学び巧みに取り入れつつ独自のスタイルを確立した人だ。 たとえば第2章「修行時代と劇場装飾」で亡き前任者の未完の作を仕上げるよう任せられた時のストスリクトな筆使いは前任…

初めての粘土

知識なし、道具なし、先生なし、そこでハンズさんへ行きました(世界堂本店も行きました)。 【作例があった】 渋谷店です。 粘土売場の棚の最上段に、アクリルケース入った作品展示が。 どの粘土で作られたかキャプチャーが添えられていました。 仕上がりを見…

大宮エリーさん"なにコレ"展 トークショー ゲスト:片桐仁さん

○プロローグ 大宮エリーさん「日経MJから、「『あなたのことはよく知らないけど物流をテーマに書いてみる?』という失礼な(笑)依頼を受け、物流から発展して『なんでコレ買ったぁ?!』なるコンセプトを提案したところすんなり通り連載へ。挙句、地方のお客…

【やってみた】「苔どこ?」作ろう

片桐仁さんの、ものづくりを自分の手で体験したい! という事でヒルナンデスの苔玉アートに挑戦。 【材料】 揃うのに最も時間がかかった ハイゴケ 11日待ち。 お店「質が良い時だけ仕入れる」こだわりよう。 片桐さんの作品『苔どこ?』は番組内では苔玉転じ…

【砂丘の双翼】DigiCon6 JAPANの20周年授賞式に寄せて

何度もまばたきをしたけれど、それが靴には見えなかった。 片桐仁さんの印象は、全力で楽しむ人である。着席早々、座席の真横の通路から覗いたのは組んだ左足だが様子が違う。 開場時に見かけたのは真新しいゴツめのReebokでエアロビクスでも踊り出しそうだ…

【参考文献】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

土方久功(1985)『ぶたぶたくんのおかいもの』福音館書店. 馬場のぼる(1985)『11ぴきのねこふくろのなか』こぐま社. 小風さち・山口まお(2004)『わにわにのおふろ』福音館書店. デハラユキノリ(2006)『お野菜戦争』長崎出版. 末吉曄子・林明子(1978)『森のか…

9/9 【雑感】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

・片桐仁さんの読み聞かせは、3つの『わ』で出来ていました。わくわく、わかりやすい、わけへだてがない。 ・5冊目の『森のかくれんぼう』をモチーフにイベント全体が作られており、みんなで森へ宝さがしの冒険の旅に出かけよう!というわくわくがてんこもり…

8/9【おかえり、森の広場】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

五冊の本が読み終わって、絵本の世界からシアタートラムの森の広場に帰ってきました。 ここで最後のクイズです。ステージ上にかくされていた動物はなーんだ? そんなの知っていたもん、というふうに口々に大声で答えます。 ぬいぐるみの白ウサギはすぐ見つか…

7/9【 どこにいるでしょうか?】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

はやく、つぎのよんで! とのリクエスト。 「もうつぎ?つかれちゃったぁ」 ときは1970年代、宅地造成がさかんな頃作られたお話。そんな説明が、このお話の最後に片桐さんからありました。 森には、子どもにしか見えない誰かさんが住んでいて、お話の中で一…

6/9【かたぎりくんのせんそうごっこ】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

今までと同じようにみんなは片桐さんに、落ち葉の中を指し示して絵本を探してもらおうとします。でも 「ここ?」 ひざをついて葉っぱの山をかきわけかきわけ、真顔でさがしても出てきません。 あっちー! 「こっち?これかなー?」 それー! 「ざんねんでし…

5/9【森のロックライブ】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

かみてから湯気が漂ってきました。お湯がわいたのかな?ここはお風呂です。 わにわにくんシリーズは人気者。洗面器といっしょに掘り出した小さな一冊を片桐さんがかかげると しってるー! 「じゃーもうよまなくていいかなー?」 だーめーーーー!!! わにわ…