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片桐仁さん

2023年5月10日(水)18:30アートに会おう、遊ぼう、自分を楽しもう

慶應大学の特別講座です。オンラインで受講しました。 始まって1時間くらいでラーメンズって言葉が出ましたよ。 そうでした。ラーメンズの片桐仁さんでした。おかえり、片桐さん。 ちょこっと画面に映ったお客さんのほぼ全員会社員感。白いワイシャツ、ダー…

お話の森2019年8月4日 7/7 番外編

・夕の部の中盤でマイクが音を拾わないハプニング。 声を拾うたびマイクを通した声は機械的にくぐもりボソボソと雑音が入ってしまいます。 片桐さんもスタッフさんも気付いているのかいないのか平静顔で4冊目の『サトシくんとめんたくん』を終え、黒子(音声…

お話の森2019年8月4日 6/7 終わりのお話

「僕は時々こんなことを思うんです。 終わりっていつが終わりなんだろうって。 僕が舞台からさよならーって出て行ったら終わりなんでしょうか? 舞台が明るくなったら終わりでしょうか? それともお客さんがみんな出て行ったら終わり? 皆さんがおうちに着い…

お話の森2019年8月4日 5/7 『つちはんみょう』

「これから読む絵本には、ある昆虫が出てきます。土の中から出てくる虫です。さて、どんな虫でしょうか?」 かぶとむしーーー!! せみーー!! ばったーー!! もぐらーーー!! ちょーーー!! 「聞こえな〜ぁい!いっぺんにしゃべるから聞こえないー!」 …

お話の森2019年8月4日 4/7 『サトシくんとめんたくん』

片桐さんが掲げた表紙は絵本らしからぬインパクトを与えます。サイケデリックな色遣いに大人もギョッとする一冊はデハラユキノリさん作。 「サトシくんってコレですからね〜」 指差したサトシくんの姿はくたびれた中年サラリーマン。ネクタイよれよれ、髪も…

お話の森2019年8月4日 3/7 『つきよのかいじゅう』

ネッシー見たことありますか? 湖にひっそりと暮らしているらしく、世界中で、いた!だの、いない!だのと議論になる、謎の巨大生物です。 このお話は、湖からひょっこり覗く不思議な生き物と、それをテントから観察する男の心の声の掛け合い。 - - - - - - …

お話の森2019年8月4日 2/7 『きょうはなんのひ』

この絵本はとても人気で、取り出した途端に しってるーーー!!! しってる!!! 「知ってるんですねー?だから何ですか〜?だからってお話の続きを言ってもいいってわけじゃないんですからねー!」 片桐さんは威張った格好でステージの真ん中を行ったり来…

お話の森2019年8月4日 1/7『やまぼう』

大人と子供のための読み聞かせ、「お話の森」は昨年初めてシアタートラムで行われた夏休みのイベントです。 昨年同様、二部制で土曜日はローリー寺西さんが、日曜日は片桐仁さんがご担当。 本稿は日曜日の昼と夕の部を観覧して感想文を記したものです。 - - …

大宮エリーさん"なにコレ"展 トークショー ゲスト:片桐仁さん

○プロローグ 大宮エリーさん「日経MJから、「『あなたのことはよく知らないけど物流をテーマに書いてみる?』という失礼な(笑)依頼を受け、物流から発展して『なんでコレ買ったぁ?!』なるコンセプトを提案したところすんなり通り連載へ。挙句、地方のお客…

【砂丘の双翼】DigiCon6 JAPANの20周年授賞式に寄せて

何度もまばたきをしたけれど、それが靴には見えなかった。 片桐仁さんの印象は、全力で楽しむ人である。着席早々、座席の真横の通路から覗いたのは組んだ左足だが様子が違う。 開場時に見かけたのは真新しいゴツめのReebokでエアロビクスでも踊り出しそうだ…

【参考文献】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

土方久功(1985)『ぶたぶたくんのおかいもの』福音館書店. 馬場のぼる(1985)『11ぴきのねこふくろのなか』こぐま社. 小風さち・山口まお(2004)『わにわにのおふろ』福音館書店. デハラユキノリ(2006)『お野菜戦争』長崎出版. 末吉曄子・林明子(1978)『森のか…

9/9 【雑感】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

・片桐仁さんの読み聞かせは、3つの『わ』で出来ていました。わくわく、わかりやすい、わけへだてがない。 ・5冊目の『森のかくれんぼう』をモチーフにイベント全体が作られており、みんなで森へ宝さがしの冒険の旅に出かけよう!というわくわくがてんこもり…

8/9【おかえり、森の広場】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

五冊の本が読み終わって、絵本の世界からシアタートラムの森の広場に帰ってきました。 ここで最後のクイズです。ステージ上にかくされていた動物はなーんだ? そんなの知っていたもん、というふうに口々に大声で答えます。 ぬいぐるみの白ウサギはすぐ見つか…

7/9【 どこにいるでしょうか?】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

はやく、つぎのよんで! とのリクエスト。 「もうつぎ?つかれちゃったぁ」 ときは1970年代、宅地造成がさかんな頃作られたお話。そんな説明が、このお話の最後に片桐さんからありました。 森には、子どもにしか見えない誰かさんが住んでいて、お話の中で一…

6/9【かたぎりくんのせんそうごっこ】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

今までと同じようにみんなは片桐さんに、落ち葉の中を指し示して絵本を探してもらおうとします。でも 「ここ?」 ひざをついて葉っぱの山をかきわけかきわけ、真顔でさがしても出てきません。 あっちー! 「こっち?これかなー?」 それー! 「ざんねんでし…

5/9【森のロックライブ】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

かみてから湯気が漂ってきました。お湯がわいたのかな?ここはお風呂です。 わにわにくんシリーズは人気者。洗面器といっしょに掘り出した小さな一冊を片桐さんがかかげると しってるー! 「じゃーもうよまなくていいかなー?」 だーめーーーー!!! わにわ…

4/9 【212ひきのねこ ちからをあわせて】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

次の本がかくされていた、しもての落ち葉の近くで立て看板が見つかりました。楽隊さんの目の前の、いろがみのついた楽譜立てのようなものが、それでした。ひっくり返すと 「このほんをよむな」。 片桐さんは、いきおいよく 「よみまーす!!」 「『11ぴきの…

3/9 【ぶたぶたくんの町】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

落ち葉の小山の中から掘り出した絵本は、“ぶたぶたくん”の、はじめてのお買いもの。文字がとても多いです。 読みながらぶたぶたくんのたどった道を想像すると頭の中に町が出来あがり。思っていたとおりの町だったかどうかは、最後のページの地図で答えあわせ…

2/9 【お話の会、はじまり、はじまり】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

ステージ奥には左右それぞれ木の扉がひとつずつあります。 しもての扉が開き、茶色っぽい服を着た楽士さん3人、並んで椅子に腰かけ楽器を手に取りました。 ゆっくりとアコーディオンが息を吸いこむと鳥たちはしんと音楽に聴き入ります。 優しくどこかなつか…

1/9【ようこそ森へ】世田谷パブリックシアター シアタートラム お話の森2018年8月5日に寄せて

シアタートラムは二百人が集える、こじんまりとした劇場です。 都会の真ん中に現れた避暑地さながら、鳥のさえずりが満ちています。 スクリーンには青々と生い茂る木々、小径、手すり。 しもてには楽隊さんの椅子が三脚。 椅子に寄り添って、アコーディオン…

8/8 【破顔神楽の虫談義】片桐仁×小松貴「昆虫愛!」 『昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記』(小松貴著)刊行記念トークイベントに寄せて

小松貴さんの新刊は昆虫に興味の薄い層もターゲットに書かれています。ドラマがあり美しい写真があり彼の汗と涙が結実しています。これを、どうですか こんな面白い人の有り得ない本、読んでみたくなったでしょう?と(は仰らないまでも)その声で全身で1時間…

7/8 【破顔神楽の虫談義】片桐仁×小松貴「昆虫愛!」 『昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記』(小松貴著)刊行記念トークイベントに寄せて

最も大事なキーワードに、「好蟻性昆虫」がありました。 小松貴さんの主な研究対象です。4ミリのコオロギが蟻の巣に” 一方的に ”共生しています。何処でも、その辺りの道端でも発見できるとか。 「見たことねぇ!」 大波の笑い。もうひとつ付け加えるなら、…

6/8 【破顔神楽の虫談義】片桐仁×小松貴「昆虫愛!」 『昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記』(小松貴著)刊行記念トークイベントに寄せて

振り返れば小学校低学年まではわたしも虫が友達でした。通学路のカタツムリ、松脂に足を取られるカナブン、母の疎開先のカエル、バッタにコオロギ、セミ、トンボ。図鑑を眺め、お墓も作りました。いくら付き合いを長くしても虫との関係性が変わらないと知り…

5/8 【破顔神楽の虫談義】片桐仁×小松貴「昆虫愛!」 『昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記』(小松貴著)刊行記念トークイベントに寄せて

話題は小松貴さんの、楽園の宝石話にゆるゆると移ります。せっかくの島の旅ですが、小松貴さんは珊瑚礁にも魚にも目もくれず、水着に着替える事すらおろか太陽に当たる事すらしません。 彼の宝石は何と洞窟に棲まう島の固有種のゴキブリ。そのチョイスのユニ…

4/8 【破顔神楽の虫談義】片桐仁×小松貴「昆虫愛!」 『昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記』(小松貴著)刊行記念トークイベントに寄せて

冬眠中の蛹を探す旅から話はナナフシへ。 擬態する昆虫は保護色の中に身を隠すものと思いきや そうでもないことを小松貴さんの新刊から抜き出して。 撮影は昼間。昼は敵の目を欺くため前足を伸ばし木枝のふりをして静止。ナナフシ探しは、私に見破れぬ擬態は…

3/8 【破顔神楽の虫談義】片桐仁×小松貴「昆虫愛!」 『昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記』(小松貴著)刊行記念トークイベントに寄せて

これから投影される画像の中にどんな昆虫が居るか、小松貴さんが出題し片桐仁さんが答えるクイズ形式から始めましょう。そう主催者がアナウンスしてマイクがお二人の手に委ねられました。 そして映されるやいなや何故か現れる、蚊の画像。 ん?…うん、クイズ…

2/8 【破顔神楽の虫談義】片桐仁×小松貴「昆虫愛!」 『昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記』(小松貴著)刊行記念トークイベントに寄せて

小松貴さんは昼間の虫探しの泥をスニーカーに付けたまま登壇されました。 わたしにはそれが彼らしさの象徴で、この会場を埋めたお客さんへの名刺代わりだと思えました。 ショッキングピンクの絵柄を据えた黒いTシャツと濃紺のパンツは虫探しで鍛えられた体…

1/8 【破顔神楽の虫談義】片桐仁×小松貴「昆虫愛!」 『昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記』(小松貴著)刊行記念トークイベントに寄せて

笑と言う字は神様を楽しませるために舞を踊う巫女さんの両手の象形だと言う由来があります。 神楽坂の名の由来は、坂の右側に位置する高田穴八幡が神楽を奏したからとも、若宮八幡の社の神楽の音がこの坂まで聞こえたからとも言われます。 神楽は神の宿ると…

4/4【二度目の観覧】葱嶺の雄姿

真っ黒な中に真っ白で 「片桐仁」 ひとりだけ流れてきたエンドロールに、最後の一滴までしぼり取られました。 更に眺めていると、わたしもよくお世話になる 「小林製麺」 あ、ラーメンズ。 試写会に次いで、二度目の観覧。 「ラーメン食いてぇ!」 思い入れ…

3/4【試写会感想】葱嶺の雄姿

予告編は何度も観ました。観覧前は只のお気に入りの俳優さんのコメディタッチの演技という印象だったのに、試写会のあとは苦しく感じました。 人生これまでかとがっくり膝を折る一連のシーンには力尽きる直前に肚の底から絞り出された、生きたいという声が聴…